【問】
今年の夏ごろ、ある公共の交通機関が広島駅構内に乗り入れ、駅ビルの2階から乗降が可能になる予定です。この乗り物はなんでしょう。
【答】
路面電車
広島駅周辺では、広島電鉄が新たに「駅前大橋線」を建設しています。
完成すると、広島駅から市内中心部の八丁堀までの移動時間を、現在の16分から4分ほど短縮できるそうです。
かねてから広島の経済の中心は、紙屋町・八丁堀地域でした。
市内中心部への利便性が増すことで、さらなる経済の活性化につながっていくことでしょう。
一方で、残念ながら広島県は転出する人が転入する人よりも多い「転出超過」が日本一という課題を抱えています。
この現状は、地域の活性化にとって大きな問題となっているのは明らかです。
便利で魅力的な街づくりが進むことで、広島に住むことの魅力が高まり、転出超過の解消に繋がる可能性があります。
ちなみに、駅ビルに乗り入れる路面電車の開業時期は、多くの人が広島を訪れる8月6日より前になる見通しだということです。
(己斐教室N)