【問】
2023年に発見され,今年の9月27日に太陽に最も近づいた彗星の名前は何といいますか。
【答】
紫金山・アトラス彗星
彗星は、主に氷が8割で、残りがチリやガスなどでできており、大きさは数km~数十kmで、太陽の周りを細長いだ円のき道で回っています。
彗星が太陽に近づいたときに、太陽の熱で溶けて、ガスやちりが宇宙空間へ放出されて尾ができます。
尾は、チリとガスによって作り出されており、チリが多い彗星ほど立派な尾になります。
ところで、今回の紫金山・アトラス彗星ですが、10月に初めに地球と太陽を結んだ線上に存在する時期があった関係で、非常に明るく輝いて見えました。
みなさんの中には観察できた人もいるのではないでしょうか。
だんだん暗くなって見えづらくなるものの、10月末ぐらいまでは観測できるようなので、ぜひ太陽が沈んだあとの西の空を見て探してみてください。
こういった天文ショーが見られるときに、少し空を見上げてみると、意外と興味の持てるものが発見できるかもしれません。
天体が好きな人も、そうでない人も、この機会に彗星を探してみてください。
(五日市教室N)