ひなまつりが近づいてきました。
もともとは災厄除けとしての行事で、平安時代には流し雛の風習もありました。
今は女の子の健やかな成長を祈る行事に昇華していますね。
現在に近いかたちになったのは江戸時代以降といわれています。
左近の桜、右近の橘。
雛飾りにもあるこの2つ、大内裏の桜の以前には梅が植えられていたそうです。
梅は平安京遷都の折、桓武天皇によるものとか。おっ。少し身近な気がしてきた。
それが枯れたあと、桜が植えられたそうです。
中国の影響を受けていた梅から国風文化の桜へと、象徴的な出来事ではあります。
いっぽう、橘は常緑樹。長寿を祈ってのものでしょうか。死と再生。
きっと木を管理する担当もいたに違いない。
気を使っただろうなあ(笑)。
うちも3月に入ると柑橘類の剪定に入ります。
昨秋銅の針金で動くおもちゃをいくつか作りました。
井村隆さんという方の作品群のまねなんですが、それをほしいといってくださる方がおられて、1台そこにいくことになりました。
いざ手を離れるとなるとちょっと感傷的だったりします。
今年も受験を終えた6年生があと1ヶ月で巣立っていきます。
別に遠くの世界へいってしまうわけではないのですが、ちょっとさびしくなります。
あと少し、一緒に勉強できる時間を楽しみます。
(五日市教室A)