気になるニュース682回「選挙権」

【問】

約100年前に普通選挙法が成立しました。
その結果、どのような人々に選挙権が与えられましたか。

【答】

(満)25歳以上の(すべての)男子

今回は選挙権について学習しましょう。
日本で初めて選挙が行われたのは1890年です。
当時、選挙で投票ができる人は、直接国税(税金)を15円以上納めている満25歳以上の男性だけと制限されていました。
このときの有権者はおよそ45万人で、人口の約1%でした。

その後、少しずつ選挙の制度が改正され、1925年には満25歳以上のすべての男性が選挙権を持てるようになりました。
しかし、このとき、まだ女性には選挙権がありませんでした。
そして、1945年に満20歳以上のすべての日本国民に選挙権が与えられ、女性も政治に参加することができるようになりました。

さらに、2016年6月から選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられました。
このように、長い時間をかけて少しずつ選挙の制度が変わってきたのです。

(横川駅前教室S)