【問】
予想される気象状況が特に異常であり、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合、気象庁が警告するために発表する新しい防災情報を何といいますか。
【答】
特別警報
8月末から9月初めにかけて日本列島を襲った台風10号。アイルでも8月30日が休講になりました。
気象庁は8月28日午後、鹿児島県に特別警報(暴風、波浪、高潮)を出しました。台風による特別警報は、令和4年9月の台風14号のときに鹿児島県に出されて以来で、4回目。
発表の目安となる台風の強さは、昭和34年に大きな被害を出した「伊勢湾台風」級で、中心気圧930ヘクトパスカル以下か最大風速50メートル以上となります。
また、今回の台風では、遠いところに雨を降らせる「遠隔豪雨」のせいで、東海・関東・東北地方にも大雨の被害がありました。
ほかにも、次々と発生する発達した積乱雲が列をなし、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される「線状降水帯」や、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測、解析したときに出される「記録的短時間大雨情報」など、新しい気象用語もたくさんあります。
入試では、さまざまな気象用語が問われることがあります。日ごろからニュースを見て、新しい用語に気を配っておきましょう。
(己斐教室M)