それでもIwill be…(214)

前回のターム(21ターム)で、5年生は俳句を勉強しました。
俳句そのものが入試に出題されることは少ないのですが、「世界でもっとも短い詩」として世界に誇る日本文化のひとつであり、またその短さゆえに日本語のリズムを理解しやすいこともあって、少々力を入れて授業をしています。
ただ、問題で扱う俳句は、どうしても古典的なものが中心となります。
現代の子ども達は、なかなかその面白さを感じとることができないんですよね。
ということで、いろいろ悩んだ末、今年度の己斐教室は、俳句の導入に坪内稔典さんを紹介しました。
三月の甘納豆のうふふふふ (坪内稔典 以下同)


の一連の甘納豆の句、さらには私の好きな、
たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
といった句は、言葉が平易ですし、また面白みがあります。
少し、俳句の世界を身近に感じてくれたでしょうか?
ちなみに、その前のタームでは、私が選んだ現代短歌15首のなかから、恒例の人気投票を行ったのですが、ここ数年ずっとトップであった、
そこだけは人の歩みを輝かせきんもくせいの花踏まれゆく  (安藤美保)
が二位となり、トップは佐佐木幸綱さんの次の歌になりました。
走らない羚羊(かもしか)と猟をせぬ男わかり合いつつ目を外らすなり
ちょっと意外でした。
なお、3/2(土)に、己斐教室で読書会(新4~6年生対象)を予定しています。
塾生もしくはご紹介の方であれば参加できますので、お気軽にお申し込みください。
(己斐教室S)
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アイルでは新規入会生を募集しています。
詳しくはホームページをご覧になるか、フリーダイヤル(0120-535-576)までお問い合わせください。
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