甘夏の花がほぼ咲き終えて、小さな実になっています。
画像の葉の上に落ちているのは、めしべです。
花びらが散り、めしべが落ちて、子房の部分がふくらんでいく。
かなりの実が落ちていって、大きくなるのはわずかですが、花ざかりは芳香が庭を包みます。
今回の5年生の理科の単元でも感じたのですが、テキストで習ったことを結びつける先がない。
見たり聞いたりして知っていることに、あとづけで知識や理論がくっつくと忘れにくいと思うのですが、「これ見たことある?」「これ知ってる?」と聞くと、応じる子どもの数が減っていますね。
また、「網の目のような葉脈だから、網静脈」といったような、意味がわかればカチッと入っていた言葉が入らない。
映像情報も大事ですけど、ぱっと見てわかるものに反応して、じっくり見て考えることや文字を見て理解していくという学習が総じて弱くなっている気がします。
小学校の先生もさぞや苦労なさっていることと思います。
「~だから、~」という因果関係は論理的理解には欠かせないもの。
日々教えながら、試行錯誤することの多い課題です。
(五日市教室A)