【問】
日本時間12月20日にアイスランドで起こった自然現象は何でしょう。
【答】
火山噴火
アイスランドと聞くと、「寒そう」とか「オーロラが見える」といった印象を持たれるかもしれませんが、実は火山が多い国でもあります。
というのも、マントル対流でマグマが上がってくるところにある島だからです。
マグマが上がってくると、当然それがふき出す場所ができるので、火山の噴火が起こりやすいということになります。
日本に近いところで言えば、ハワイのキラウエア火山では同様にマグマが上がってきており、世界でもトップレベルで噴火をくりかえしています。
さて、アイスランドの火山ですが、2010年に大噴火をおこして、ヨーロッパ各地の空港が大混乱したことがあります。
今回は、2010年ほどの規模ではありませんが、かといって相手は自然ですから、安心するのは早いかと思います。
今回の噴火では、ちょうどオーロラ観測の時期と重なっていることと、今回の噴火した場所が人里に近いところであったために、多少の混乱が起きたようですが、前もって噴火の予測ができていたおかげで今のところ人的被害が出ていないようです。
地震や噴火の予測はとても難しいことですが、大切な技術であることが分かりますね。
(皆実教室N)