【問】
2100年までに国土の約95%が水没すると予測されている国はどこですか。
【答】
ツバル
ツバルはオセアニアに位置する9つの島から成り立つ人口1万人の国です。
サンゴ礁(しょう)からできている、いわゆる環礁国であるため、平均海抜が約2メートルと言われています。
そのため、地球温暖化による海面上昇などの深刻な影響を受けています。
先日、ツバルと外交関係のあるオーストラリアは、ツバルの国民の移住を受け入れるという移住協定を結びました。
これにより、毎年、最多280人のツバル国民がオーストラリアでのビザを手に入れることができるようになります。
さらに、ツバルが水没しないように海岸の埋め立て作業を拡大することもあわせて発表しました。
これまでも、ニュージーランドが毎年80人ほどのツバル国民の出かせぎを受け入れるという制度がありました。
ただし、この制度は出かせぎ期間が終わると帰国しなければならないものでした。
今回の協定は、気候変動や海面上昇の影響に対する措置なので、発行されるビザも期間がない永住ビザであると国民も安心できるでしょうね。
(横川駅前教室S)