気になるニュース639回「地域交通の担い手不足」

【問】

観光地や過疎地でタクシーなど移動手段が不足している状況を改善するために考えられている、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶことを何と言いますか?

【答】

ライドシェア

現在日本では、有料で人を車に乗せて運ぶのは、許可を得た運転手(タクシー用の免許を持った人)だけが可能になっています。
ところが、現在タクシー運転手の数が不足しています。
また、過疎地では、交通手段自体がなく、自家用車を持たない人たちは移動が大変になっています。

そういった過疎地では、「自家用有償旅客運送」という、国土交通大臣の登録を受けた市町村、NPOなどが自家用車を用いて有償で運送する仕組みがあります。
ただし、これも人材不足という問題点があるそうです。
そういったことを受けて、認可を受けていない一般のドライバーでも人をのせられるようにというのが、今回のライドシェアです。

ライドシェアの一番の問題は、タクシーなど認可を受けているものと異なり安全面での不安があることです。
これに関しては、今後どのような対策がなされていくか、またはライドシェア自体がどうなるのか、注目していかなければいけない点です。

(皆実教室N)