【問題】
野生の動植物の国際取引が乱獲を招かないよう、取引を規制して動植物の保護をはかる条約を何といいますか。
【解答】
ワシントン条約
日本は世界最大のペット輸入国です。
一昔前の爬虫類(はちゅうるい)ブームのときも、かなりの数の珍(めずら)しい動物が輸入され、中にはワシントン条約で規制されているものもありました。
最近の昆虫ブームで、輸入があいつぐ外国からのさまざまな昆虫も問題視されています。
きちんとルールを守っているのであれば問題はありませんが、「日本にも持って行けば売れる」という安易な考えで世界各地の貴重な動植物が乱獲(らんかく)されているのであれば、悲しむべきことです。
また、世界各地との貿易がさかんな現在、偶発的(ぐうはつてき)に外来の動植物が日本に入ってしまう可能性は否定できません。
たとえば、大阪で繁殖(はんしょく)が確認されている「セアカゴケグモ」は輸入された木材といっしょに日本に入ってきたのではないかといわれています。
先月のこと。
天皇陛下が滋賀県の琵琶湖で行われた「第27回全国豊かな海づくり大会」のあいさつで、自分が皇太子時代にアメリカから持ち帰ったブルーギルが、琵琶湖の生態系を破壊していることについて「心を痛めています」と述べられました。
天皇陛下がブルーギルを持ち帰られた当時は、食糧難の時代で、魚は貴重なたんぱく源でした。
ブルーギルは当初は食用魚として大きく期待され、養殖試験が開始されましたが、成長が遅いため養殖魚に適さないことがわかりました。
それ以後、釣りの対象として、あるいはブラックバス(画像参照)の餌(えさ)として各地の湖沼に放流されたのです。
しかし、水生昆虫や魚の卵・ち魚などを食べるため、現在では日本の在来種をおびやかす存在となっており、日本では1990年代から駆除が行われています。
もっとも駆除は難航しているのですが…。
このように、日本在来の種ではなく、外国など他の地域から持ち込まれた生物を「外来種」といいます。
今、問題となっているのは、野生化して繁殖し、生態系に定着している外来種です。
ブルーギルやブラックバスもそうですし、ペットとして人気でしたが、逃げ出したり捨てられたりしたために北海道や本州各地で定着が確認されているアライグマ(画像参照)、石垣島で目撃があいつぐグリーンイグアナ(画像参照)など、日本の生態系に影響を与えている外来種は数多く存在しています。
また、外来種の中には、日本の在来種と交雑し、遺伝子を変化させてしまう可能性や、その実例もあるのです。
もちろん、トマトなどの植物の受粉に役立つセイヨウマルハナバチのような役に立つ外来種もいますので、外来種はすべて悪いといっているわけではありません。
しかし、この場合も、農家は野外に逃がさないように十分に管理をしています。
日本の生態系が開発や環境破壊などで危機に瀕している、ということはよく耳にします。
しかし、一方でこうした問題もあるということも、知っておく必要があります。
(A)
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