【問】
2013年から噴火の影響で陸地が拡大し続けている、小笠原諸島に属する島の名前を答えなさい。
【答】
西之島
西之島(にしのしま)は、東京から約1000キロメートル南に位置している島で、小笠原諸島に属しています。
今から10年前の2013年に約40年ぶりとなる大きな噴火がおこり、西之島の近くで新しい島が誕生しました。島は西之島と一体化し、噴火のたび溶岩によって陸地を拡大し続けています。現在の島の大きさは約4平方キロメートルで、10年前の10倍以上になっているということです。陸地が増えたことで、領海や経済水域も拡大しました。
西之島は、溶岩によってもとの島がのみ込まれたことにより、生態系がリセットされました。海上で新たな島が生まれることはまれにあるのですが、西之島の周りには大きな島が存在せず、周りの島の干渉を受けないという、貴重で珍しい自然環境の中に置かれています。現在、飛来する海鳥などによって種子が運ばれてきて、植物や昆虫が増え続けています。生態系がどのように形成されていくのか、世界中から注目が集まっています。
西之島については、5年生の学校教科書に記載がありました。受験生のみなさんは、教科書に載っている情報にも目を通すようにしてください。
(己斐教室N)