畑のありんこ(257)

2012092212390000.jpg畑を秋冬仕様にしていってます。
おなじみダイコンやブロッコリーのほかに、今年はカブも多めに植えてみようかな、と思って播種しました。
カブというと「おおきなかぶ」を思い出す(笑)。
カブの通常食べているところは根ではない。胚軸が太くなったものだ。
だから根ほど細胞壁が固くないため、煮込んだらくずれやすい。


そのかわり味がしみやすい。
うーん、料理って、科学だ。
日本に渡来したのはダイコンより早いと考えられています。
持統天皇も栽培を奨励し、古辞書類にも「あおな」「かぶら」などの古名がみえ、古くから食べられてきました。
栽培法を記した書物もあり、平安時代にはかなり重要な作物であったことがうかがわれます。
現在では約80種もの品種が栽培されており、関ヶ原を境に東西で品種が異なるらしい。へー。
東西で電気周波数が違うのは夙に有名だが、他にも違うものがたくさんあります。
呼び名が違う。たとえば画鋲と押しピン。
色が違う。たとえばポリタンクの青と赤。
料理法がちがう。ウナギのさばき方や、おでんのつゆ。
同じだと思っていても全部ちがうんでしょうね。
同じ種をまいても、その土地土地で味が異なってくるように。
みんな違ってみんないい~♪
なんてことがようやくしみじみわかりかけてきました(笑)。
こないだ、梨狩りにいってきました。
今年は豊作だそうですね。
また行きたい。
(五日市教室A)