【問】
今年から150年前の1873年について、日本では何時代でしょうか。
【答】
明治時代
今から50年前、70年前、100年前になにがありましたか、といった問いは社会の入試問題ではよく聞かれるパターンの一つです。
今回は150年前について確認してみましょう。
今年から150年前の1873年は明治6年で、幕末から明治にかけて大きく世の中が変化している時期でした。
1868年が明治元年で、1869年の版籍奉還や1871年の廃藩置県といった重要な政策がすすめられるなか、1873年には新しい国づくりに欠かせない政策が実行されます。
それは、地租改正と徴兵令で、どちらも社会の歴史の授業で学んだ内容ですね。
当時は国を豊かにし、軍事力を強化するという「富国強兵」が基本方針でしたので、そのために税金を安定して集める方法を整え、20歳以上の男子を兵隊として訓練するといったことをすすめたわけです。
また、キリスト教禁止の高札や目安箱を廃止するといった江戸時代の名残を感じさせることも、この年にあったようです。
今から150年前のこの明治時代のはじめは、まさに国の形が大きく変わる時期であることが実感できますね。
(皆実教室T)