コルコルというお酒があります。
南大東島で作られている、国産のラム酒なのです。
ラムはさとうきびから作りますので、まさに地酒ともいえるわけですね。
無添加・無着色なので、まさに原材料100%。
このお酒、2005年に一人の女性が社内ベンチャーから立ち上げ、実現させたというものなのです。
原田マハ著「風のマジム」はこの話をもとにしたものです。
何にしても、初めてやることは初めてづくし。
たくさんの苦労や発見、驚きや喜びがあっただろうことは想像に難くないですね。
南大東島の位置がわかりますか。
沖縄県の島では結構大きいほうなのですが、交通の便の悪さからも、多くの観光客が訪れる島ではありません。
周囲は断崖絶壁、まさに絶海の孤島です。
気象衛星が運用されるまでは気象観測の拠点としてよくラジオなどで耳にしました。
「南大東島では南南西の風、風力4…」なんてね。
何の知識もないままイメージをふくらませて、心を震わせていた記憶があります。
そこで生まれたラム酒を飲むことになろうとは。(もちろん飲まなくてもいいのですが)
勝手な感慨に浸りながら味わっています。
…と、驚いたことに美ら海水族館から見える伊江島でもラムの生産が始まっていた。
サトウキビのしぼり汁から作られたラムです。
この話は、また次回(笑)。
(五日市教室A)