【問】
今月26日から精度が上がったことで小さくなった、台風の中心が70%の確率で入ると予想する範囲を何といいますか。
【答】
予報円
天気の予報は、予報業務の許可を持っていれば、だれでも予報することはできますが、警報や台風の進路予想に関しては、原則として気象庁だけが出すことができます。
そのため、今回の向上については、国土交通省の気象庁から発表されたものになります。
近年、コンピューターの進歩をふくめた技術の向上により、天気予報が当たる確率も85%ぐらいまで上がってきました。
今回の台風の予報円の精度向上も、スーパーコンピューターを用いた予報モデルの改良によりできたことで、予報円の半径が3日先で最大2割、5日先で最大4割小さくなるようです。
もちろん、予報円の精度向上により、風速25メートル以上の暴風の恐れの範囲を示す「暴風警戒域」も小さくなります。
これにより、前もって台風の影響が強く出そうな範囲がしぼりこみやすくなり、事前の対策に役立つことが考えられます。
ちなみに予報円は、台風の大きさや、台風そのものが通る可能性の範囲であると誤解されることが多いので注意してくださいね。
これから迎える台風シーズンに向けて、「なんとなく」ではなく、習った知識などを活用して天気予報を見てみるのも、学びになりますよ。
(皆実教室N)