それでもIwill be…(183)

最近、「音読」についていろいろ考えをめぐらしています。
高学年の授業を担当することが多いので、あまり「音読」をさせることはありません。
5年生で、宿題の一環として出題することがある程度でしょうか。
ただ、たまにちょっと本文を読んでもらうと、あまりに「読めない」子が多い。
声に出して読めないということは、きっと頭のなかで音読しているであろう通常の読解問題においても、理解の過程でかなりつまずいているのではないか、と思うのです。
ところで、これは日本語学習ではなく英語のことですが、「発音できないフレーズは理解できない」という言葉を聞いたことがあります。


なるほど、一理あるな、と思いつつ、確かめるすべがないのでちょっと自分で実験してみることにしました。
私は大学1年生で履修した英会話の授業以来、ほとんど英語を口に出して発音したことがありません(自慢にならない…笑)
ただ、易しい文章なら理解することができます。
はたして、「音読」の訓練をすることで、劇的に読解力をあげることができるのかどうか…?
モノサシとして、卒塾生の学生達もよく受験しているTOEICを使ってみようと考えています。
まずは、一度も発音しないまま受験した場合と、その後、数ヶ月音読の訓練をして受験した場合で、どの程度のスコアアップが見込めるのか。
まあ、そのまま国語学習に当てはめることはできないでしょうけれど、何らかヒントが見つからないかなあ、とそんなことを思っている次第です。
(己斐教室S)
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