いきものばんざい(138)

ヨウシュヤマゴボウ【食べるなキケン ~ヨウシュヤマゴボウ~】ナデシコ目ヤマゴボウ科
 名前にヨウシュ(洋種)がついているとおり、明治以降に日本に帰化した植物で、北アメリカ原産。山野はもちろん、街中、庭、アスファルトの割れ目にいたるまで、今や色んなところに生えています。実は一見ブドウにも似ていますが、名前は「ヤマゴボウ」。私にとって、見た目と名前の不一致感が非常に強い植物です。根がゴボウのように長いことからついた名前だそうで、全体的に有毒。鳥はよく食べていますが、実は食べてもらって、毒性の強い種だけ、ふんとともに散布してもらう、という作戦のようです。小学生のころ、この実を道路でふんづけて、おりゃおりゃと靴の裏を赤紫色に染めて遊んでいました。今思えば、母親は迷惑だったろうなあ…なかなかとれないし。