畑のありんこ(241)

2012052618080000.jpgクサイチゴの熟れる季節になりました。
摘んですぐ食べないと、保存がききません。
野に自生しているものとしては、かなりおいしい(甘い)部類に入ります。
ただしとるとき棘が刺さります。
どんどん根でふえていくので、地植えにすると大変です。


コンクリの下をもぐって、ものすごく離れた隙間からはえていたりします。
光のあたるところがわかるんですかね。お前ら目があるんかって感じ。
昨年と今年はあっちこっちから芽がでているのをひっこぬいて、株を整理しました。
面白いもんで、知っている植物は山でも目に入るんですよね。
覚えている植物の名前が少しずつ増えたので、歩いていてもひっかかりが多くなってきました。
一つ一つの植物に生き抜くための工夫があるわけで、それを知ると面白い。
農業も、その工夫をうまく利用させてもらっているのです。
先日、おおの自然観察の森に行きました。
OBの方に歩きながらいろんな植物や鳥獣について解説してもらって、とても楽しい時間でした。
ベニマンサクって、長野や岐阜、高知とあとはここだけみたいですね。
不連続分布の植物として貴重だということです。
OBの方からもベニマンサクへの思いを聞き、恥ずかしながらようやくベニマンサクが大野の木としてとりあげられた理由がわかりました。
まだまだ知らないことがたくさんあるなあ。
一生勉強ですね。
(五日市教室A)