いきものばんざい(134)

アオスジアゲハ【世界の見え方 ~アオスジアゲハ~】鱗翅目アゲハチョウ科
 幼虫が公園などによく植えられているクスノキの葉を食べるため、都会の真ん中でも見かけることのできるアゲハチョウです。黒地に青緑色の帯の翅がよく目立つ、スポーティなチョウです。飛ぶのが非常に素早く、子どもがつかまえるのはなかなか大変ですが、地面に止まって水を吸うときはじっとしています。このアオスジアゲハの目には色を感じるセンサーが何と15種類あることが最近わかりました(ヒトは3種類、モンシロチョウでは6種類)。おそらく昆虫では最多です。紫外線、紫色、青色、青から緑色、緑色、赤色のグループで計15種類の色を見分けているようです。どんなふうに見えているのでしょうね。ちなみに、動物で最多とされるのはシャコ。16種類だそうです。