今、「花」といえばサクラを指すことが多いのですが、古くは違ったようです。
「令和」の出典となった『万葉集』には実にさまざまな植物が詠まれていますが、一番詠まれているのは萩。約140首。
じゃあ桜は2位かというと、2位は梅。3位は松。桜は5位です。
奈良時代以前には花見は梅を見るものだったようです。桜が大きくクローズアップされていくのは平安時代以降。
我が家のウメも今咲いていますが、今年もヒヨドリが花を食べに来て、盛大に花を落としやがります。こら。
平安時代の書物『医心房』には梅干しのことがのっています。どんな味だったんでしょうね。
今の品種とは違うでしょうし。
うちの祖母の梅干しはチョーしょっぱいものだったので、友達の弁当の梅干しをもらって食べた時の衝撃が忘れられません(笑)。
(五日市教室A)