気になるニュース605回「外国人労働者」

【問】

日本にいる外国人労働者の内、一番多いのはどこの国の人ですか。

【答】

ベトナム(社会主義共和国)

日本に住んでいる外国人の国別割合は社会の授業で学んだ通り中国が一番です。
これまでは日本にいる外国人労働者の割合も中国が一番でしたが、最近はベトナムからの外国人労働者が急激に増え、中国を追い抜いてしまいました。
それでは、そのベトナムについて学びましょう。
ベトナム社会主義共和国(通称ベトナム)は東南アジアにある日本よりも少し大きめな国です。
首都ハノイのある北部は中国やラオスといった国と接しています。

そんなベトナムが現在のようになるまでの歴史を少し解説します。
ベトナムは長い間、隣接する中国から支配されてきました。
19世紀に入り、中国から解放されたものの、今度はフランスの植民地となりました。
その後、独立を止めようとするフランスとの戦争や、独立後の共産化を防ごうとするアメリカとの戦争などを経験し、1976年にようやく「ベトナム社会主義共和国」として独立を果たしたのです。

現在のベトナムは近代化が進んでおり、東南アジアで急速に発展している国の一つです。
日本の企業の中には工場を中国などからベトナムに移転しているところもあります。
また、ベトナムと日本は1973年に外交関係を結び、今年で50年目を迎えます。
貿易以外に、政治や外交、文化の面でも重要なパートナーであるベトナムについて、これを機に、食べ物や衣服など、身近なことについて知っていきたいですね。

(横川駅前教室S)