それでもIwill be…(171)

6年生のサインポストで、短歌・俳句の紹介・解説欄「韻文入門」を担当しています。
各Termの2回目の解答欄横にあるんだけど、ちゃんと読んでくれているかな。
夏までに全12回、ちょうど先週すべて書き終えたところでした。
それにしても残念なのは、たった12回では皆さんに読んでもらいたい句や歌がほとんど入らないということ。


一人の俳人、歌人を採りあげると、最低でも10句/首くらいは紹介したいのに、どうしても2、3をつまみぐいするようになってしまいます。
それでも、短歌や俳句がすごいのは、その短い17音/31音のなかに、ひとつの世界、宇宙がぎゅっと凝縮されているところ。
たったひとつの作品からでも多くのメッセージを受け取ることができるのです。
たとえば、これは小学生にはちょっと難しいかなと、「韻文入門」に入れるのを断念したのだけど、
・眠るたび父は銀河に近づきぬ (櫂未知子)
という句。
あえて解説をしませんが、人の生死が大きな宇宙の営みであることを、わずか17音の言葉が伝えてくれます。
いずれにせよ、こうしたものをきっかけに、より多くの作品に手を伸ばしてもらえたらなあと思っています。
また、一句でも一首でも、自分で作ってみると楽しいですよ。
(己斐教室S)
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