いきものばんざい(130)

ヒレンジャク【さがしてみて ~ヒレンジャク~】スズメ目レンジャク科
 見つけたらすぐにわかる特徴満載の冬鳥です。顔にくまどり、頭に鋭い冠羽、尾羽の先が鮮やかな赤。ヒレンジャクのヒは赤を表す「緋」、レンジャクは「連雀」。赤い、群れをつくる雀という意味で、実は平安時代から親しまれてきた鳥。ヤドリギの種子散布に関わっていることでも知られます。ヤドリギは種子のまわりにねばねばした液を持つので、フンといっしょに排出された際に樹皮にくっつくことで、そこから根を宿主の木に伸ばして寄生します。日本に飛来する数が年によって大きく異なるので、見つけられたらけっこうレアですねー。キレンジャクっていう仲間もいます。