薬を使わないので、毎年カブラハバチの幼虫がよくついています。やはり虫にもおいしいんでしょうかねえ。
この黒い幼虫、さわったり葉がゆれたりすると、体を丸めて落下します。
下の方に落ちてしまえば、鳥などにも食べられにくいし、身を守りやすいとわかっているのですね。
クワガタやコガネムシなど甲虫の仲間も、振動を感じると体を硬直させ、落下します。そしてしばらく動かなかったりします。
振動刺激によって、足の節の筋肉が硬直するしくみになっているらしいのです。擬死といわれる現象です。
この擬死は、スズメバチやカブトムシなど、攻撃性や防衛能力が高い虫には起こりにくいことがわかっています。やはり、生存戦略の一つなのでしょう。
人間としては、負けずに落ちた幼虫をピンセットでつまんで、鳥の餌にしたりしてます。
(五日市教室A)