【問】
7月24日に噴火警戒レベル5になった火山はどこですか。
【答】
桜島
鹿児島県のシンボルでもある桜島は、今も噴煙を上げて灰を降らせている世界的にも珍しい火山です。
桜島は約26,000年前に誕生し、17回の大噴火を繰り返してきました。
以前までは名前の通り「島」だったのですが、1914年(大正3年)の噴火で流れ出した溶岩によって海が埋め立てられ、大隅半島と陸続きとなりました。
現在も毎日のように小規模の噴火を繰り返しています。
桜島では、古くは縄文時代から、人々はこの地での生活を始めていたそうです。
大噴火や土石流などの火山災害を受けながらもこの地に住んでいるのは、桜島大根や桜島小みかんといったおいしい農作物、日々の疲れをいやす豊かな温泉、山や集落の美しい景観という火山のもたらす恵みがあるからでしょう。
現在、桜島の警戒レベルは従来のレベル3に戻っています。
桜島に住んでいる人にとって、火山はなくてはならない存在ですが、大噴火は生活を破壊してしまいます。
ちょうどよい付き合い方のできる状況が望ましいですね。
(皆実教室S)