それでもIwill be…(147)

先日、作家・歌人の辺見じゅんさんが亡くなった。
『男たちの大和』は映画化もされて、ロケセットが尾道は向島にしばらく公開されていたから、ご存知の方も多いかもしれない。
恥ずかしながら、氏が亡くなるまでほとんどその作品を手に取ったことがなかった。
かなり気になっていたにも関わらず…。
訃報を聞いて、「ああ…」と慌ててそのいくつかを開く。


なぜ、もっと早く読まなかったのだろう。
その一言に尽きた。
生前に読んだからといって直接感想を伝える機会があるわけでもないが、何か大切なものを見落としていた気がするのだ。
皆さんも、こういう思いをする前に、気になる作品はぜひその場で読むようにしてほしい。
タイミング、という言葉ではすまない何かがそこにはあるのだ。
たぶん。
(己斐教室S)
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