【問】
近畿大学農学部の学生が、栽培途中で間引いた農作物をある事に利用する取り組みを始めました。何に利用するのでしょうか。
【答】
動物園へのえさの提供
今回は、間引いたメロンをマントヒヒやアフリカゾウのえさとして提供したそうです。近畿大学では以前からICT(情報通信技術)を使ったスマート農業に取り組んでいました。その過程で実の大きさの調整や、糖度を上げるために間引くメロンがあったため、それを有効利用できる方法がないか検討した結果、今回の取り組みを始めたそうです。
この取り組みを行っている近畿大学農学部も、動物園(アドベンチャーワールド)も奈良県にありますが、似たような動きは県外にも広がり始めています。京都市動物園では市内の料理学校や給食センターから野菜の余った部分を、大阪の天王寺動物園では和歌山県から規格外のキウイを提供されるなど、単純に動物園が助かるだけでなく、食品ロスを防ぐことにもつながっています。
ところで皆さんはSDGs(持続可能な開発目標)の内容を知っているでしょうか。名前は聞いたことがあっても、内容までは知らない人もいるのではないかと思います。SDGsには17の目標があるのですが、今回の取り組みがどの目標にあたるのか、ぜひ調べて考えてみてください。
(五日市教室T)