朝顔がさわやかな季節となりました。
いまうちの玄関にはちびちゃんの植えた朝顔が置いてあります。
赤のしぼり、青のしぼり、薄紫など色変わりで6株くらいを寄せ植えしています。
江戸時代に園芸が発達した際、多様な品種が生み出されました。
糸葉、柳葉のもの、花が八重咲き、獅子咲き、采咲きのものなど、一見して朝顔とは思えないものがたくさんあります。曰く、「変化朝顔」。
不稔のものも多かったらしい。
たとえば八重咲きはおしべ・めしべが花弁のようになってしまうため、種がとれません。
この品種は兄弟株の中で八重咲きの遺伝子を持っているものの種をまき、子葉のかたちやつぼみの中を調べることで、変化咲きを確定していくとのこと。
大体16本に1~3本の割合で出るらしいのですが、これを知っているということはメンデルの法則を経験則として知っていたということになる。
もちろん自然交雑によって生まれたものも多かったでしょうけれど、維持は大変だっただろうなあ。
園芸に関係する出版物が増えてきたのもこの頃からです。
東京、入谷の朝顔市を訪ねてみるのが夢の一つです。
(五日市教室A)