気になるニュース555回「経験を生かして」

【問】

今から11年前の2011年3月11日に東日本大震災がおこりました。
この震災発生から3か月後の6月に制定された法律が「東日本◯◯◯◯法」です。
○に当てはまる漢字四字は何ですか。

【答】

(東日本)復興基本(法)

東日本大震災では、地震のゆれによる被害ももちろんありましたが、多くの人がおそろしいと感じたものは津波だったのではないでしょうか。
そのため、災害から復興するときに注目されたのが、どのようにして災害を防ぐまたは減らすかという点です。
しかし、災害を防ぐためには、これまでの法律があるため、自由にできない部分もありました。

そういったことをふまえて、この東日本復興基本法が生まれました。
復興基本法は、国と地方自治体(市や町、村)が連携(れんけい)して、単なる復旧ではなく、未来をみすえた復興を行うことや、復興庁の設置、復興特別区などを定めていくことなどが書かれています。
このうち、復興庁は、2021年までという期限付きで2012年に設立されましたが、復興が道半ばであることから、2031年まで延長されました。

一方で、徐々に震災に関する報道などに慣れたり、忘れかけたりしていることも現実ではないでしょうか。
そういった意味でも、震災のこわさを語りつぐことは大切なことであるといえます。
さらに、こういった経験を活かし、地震の多い日本全国の防災や減災にむけて役に立てていかなくてはいけません。
そういった意味でも、3月11日を意識し、過去の出来事を学び未来に生かしていきましょう。

(西条教室N)