数字の歴史(3)
さて、アラビア数字(算用数字)はどんなところが優れているのか?
ローマ数字は位という概念(がいねん)がありません。
だから、大きな数を表すために次々と新しい記号を割り当てなければならなかった。
一方、アラビア数字は0,1,2,3,4,5,6,7,8,9の10個の数字を使い、それぞれの位に意味を持たせることで、すべての数字を簡単に表すことができるようになったんだ。
特に「何もない」ことを表す「0」の発明が、この画期的な表し方をますます有利なものにしたわけなんだね。
それまでは「何もない」ということを表す手段が考えられていなかったってこと。
「0」はインドで発明されたって言われている。
ブラーマブグタという人が著した『ブラーマ・スプタ・シッダーンタ』という本には、「0」を使った計算方法が紹介され、それが世界に広まっていたんだ。
そして、このアラビア数字はそろばんを使わなくても簡単に計算ができることも特長のひとつだった。
つまり、ひっ算が全世界に広まっていくことになるのです。
私たちが普段、何気なく使っている数字にもこんな歴史があったんだね。
(横川駅前教室S)
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