「塞翁が馬」って知ってるかな。
「さいおうがうま」って読む。
6年生のみんなはもしかしたら、故事成語のひとつとして覚えているかもしれないね。
Yahoo!辞書には、こう書いてある。
《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。「人間万事―」
◆昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、数か月後、胡の駿馬(しゅんめ)を連れて帰ってきた。その老人の子がその馬に乗り落馬して足を折ったが、おかげで兵役を免れて命が助かったという故事から。
これは入試に出る出ないは別として、覚えておいていいと思う。
さて、話題が変わるようだけど、「ほくそえむ」という言葉についてはどうだろう。
これは聞いたことがある人も多いはずだ。
「うまくいった、しめしめ」と笑みを浮かべているイメージね。
なぜ、ここで「ほくそえむ」という言葉を採り上げるのかといえば、実は「塞翁が馬」と関係があるからなんだ。
「ほくそえむ」の「ほくそ」は、「北叟(ほくそう)」であり、この北叟は「塞翁が馬」の故事に登場する「塞翁」=中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人であるという説があるらしい。
「塞翁」がどんなときも、かすかに笑みを浮かべていた~といった故事からきたようなのだけど、語源って面白いね。
(己斐教室S)
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