数字の歴史(2)
さて、前回に引き続き数字の歴史について話をしよう。
そう、前回はローマ数字についてだったね。
ローマ数字は簡単に言うと「記号」で数字を表しているんだ。
たとえば67はLXVⅡと表すんだけど、Lが50、Xが10、Vが5、Ⅱが2で合わせて67ってわけ。
このローマ数字は、元々数を表すことだけを目的としてつくられたので、実は計算するときにとっても困ることになった。
たとえば次の計算をしてみてほしい。
LXVⅡ+LXXXXVⅢ
算用数字(アラビア数字)で表せば67+98っていうなんでもない2ケタのたし算なんだけど、L(50)が2つでD(100)、X(10)が5つでL(50)、V(5)が2つでX(10)、ⅡとⅢでV(5)なんていう、めんどうな記号の置き換えをしなきゃならないんだ。
LXVⅡ+LXXXXVⅢ=DLXV
っていう答えを導き出すのに、これでは時間がかかりすぎるよね。
たし算、ひき算ならともかく、これがかけ算、わり算になるとどれほどの手間がかかるのか?
そこで使われるようになってきたのが、今、私たちが使っている算用数字(アラビア数字)っていうわけ。
このアラビア数字、生まれたのはインドなんだけど、ヨーロッパに伝わったのはアラビアからだったため、「アラビア数字」っていう名前で呼ばれています。
さて、このアラビア数字はローマ数字に比べてどんなところが優れているんだろう?
それはまた次のブログで書くことにします。お楽しみに。
(横川駅前教室S)
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