【問】
10月20日に九州地方のある火山が噴火しました。
その山の名前を答えなさい。
【答】
阿蘇山
阿蘇山は九州地方の中央部、熊本県にある活火山で、世界最大級のカルデラを持っていることでも知られています。
カルデラとは火山の活動でできた大きなくぼ地のことです。
阿蘇山の火山活動がおだやかな時期には、噴火口周辺へ近づいて見学することもできますが、今回のような噴火もあるため、火口周辺には、退避壕(たいひごう)と呼ばれる避難所が設置されています。
さて、阿蘇山のある熊本県には、地理を学習する上で覚えておいてほしいことがいくつかあります。
まず、三大急流の一つである球磨川が流れていること。
そして、その球磨川の下流には八代平野があり、ここでは畳の表部分の原料となるい草の栽培がさかんであること。
さらに、このい草の国内生産のほとんどが熊本県で占められていることです。
阿蘇山だけでなく、日本には数多くの活動中の火山があります。
なかでも大きな被害を出した2000年の三宅島の噴火や2014年の御嶽山の噴火は有名です。
最近では、小笠原諸島の海底火山が噴火し、噴火の際に発生した軽石が沖縄県の近海に流れ込むという問題が起きています。
日本は世界有数の火山大国でもありますから、こういったニュースにも目を向けるようにしましょう。
(皆実教室S)