【問】
9月24日に、ある3ヵ国が新たな安全保障の枠組みである「AUKUS(オーカス)」を創設すると発表がありました。
その3カ国は、オーストラリアとイギリスとどこの国ですか。
【答】
アメリカ(合衆国)
「AUKUS」はアメリカ、イギリス、オーストラリアの3か国がインド太平洋地域の平和と安定を図るためとして創設された、安全保障の新しい枠組みですが、その中で中心的な役割を果たすアメリカについて、少し確認しておきましょう。
アメリカ合衆国(通称アメリカ)は、カナダとメキシコにはさまれた北アメリカ大陸の中央部にある国で、日本の国土面積の約25倍もの広さを持っています。
首都はワシントンD.C.で、中心部にはアメリカ大統領の住まいでもあり、執務(業務または仕事)を行うホワイトハウスがあります。
広大な面積を持つアメリカでは、国土の約40%をしめる農地でさまざまな種類の農作物を栽培しています。
野菜や果物などの生産量が多く、輸出量も多い農業大国であるアメリカから、小麦や大豆、肉類などをたくさん日本が輸入していることは、5年生の地理の授業で学びましたね。
日本からは自動車を多く輸出しており、アメリカと日本は、政治的な面だけでなく経済的な面でも深いつながりがあります。
そのアメリカですが、「オーカス」とは別に「クワッド」とよばれる日米豪印戦略対話という枠組みも主導しており、ここには日本も関わっています。
クワッドも安全保障や経済を協議する枠組みですが、いずれも中国に対抗するための枠組みであるとされています。
(皆実教室S)