気になるニュース86回「幸せの配送便」

utyuuyoake.jpg【問】
国際宇宙ステーション(ISS)に物資などを運ぶ無人補給機HTV2号機の愛称は何ですか。


【答】
 こうのとり
1月27日から28日にかけてISSとドッキングした補給機の名前は「こうのとり」です。
これは昨年の11月11日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が選定したものです。
約17000件の応募の中から選ばれたものだそうです。
こうのとりといえば赤ちゃんや幸せを運ぶ鳥として有名な鳥です。
ISSに重要な物資を運ぶという点ではまさにぴったりの名前です。
のせることができる物資は最大6トン。
ドッキング後、宇宙飛行士が中に入って作業することもできます。
船内・船外どちらの物資も運ぶことができるという点でも、今までの輸送機を上回っています。
スペースシャトルが2011年に退役することが決まっていますので、国際的にも注目されたミッションでした。
最後には大気圏に突入させ、燃やしてしまうというので何だかかわいそう。
昨年「はやぶさ」が長時間かけて地球に帰還した際も、大気圏に突入し、バラバラに砕けて光跡を残していきましたが、懸命に任務を果たした機械が何も言わず消滅していってしまうということに愛惜の念を持つ人は多いのではないでしょうか。
ちなみにISSの一部である日本実験棟の名前は「きぼう」。
新たな希望のために命をなげうったと思えば、哀しいながらも笑顔で見送れるような気もします。
まさに宇宙技術は日進月歩。
先日はNASAが地球型惑星をたくさん発見し、環境が似た星もかなりの数ありそうだとの観測結果を発表していました。
それは私たちのことをよく知るという意味の研究でもあるのです。
宇宙というのは人類の新たな目を開かせる舞台であるような気がします。
(五日市教室A)
××××
アイルでは新規入会生を募集しています。
詳しくはホームページをご覧になるか、フリーダイヤル(0120-535-576)までお問い合わせください。