ミズナが大きくなってきた。
京菜とも。京野菜です。
旬は早春。
今年は寒いせいか大きくならん。
普通は結構わしわしと育っていくので、サラダや鍋に重宝します。
葉のぎざぎざも面白い。
かつて京都にいろいろな野菜の種が集まってきた歴史があるらしいです。
聖護院カブとか九条葱とか、よく聞きますよね。
確かに美味しい。
京都を訪れたときに食べた万願寺トウガラシは最高に美味しかったです。
昨年も栽培しました。これがおいしいのです。
そのあとトウガラシと交雑して、まあ爆弾のように辛いのなんの(笑)。
海から離れている土地がらからも、また寺社が多く精進料理の材料として、京野菜は品種改良を重ねて生産されてきました。
大量生産と流通の波にのみこまれ、生産をやめてしまい品種が途絶えてしまったものもあるそうです。このあたり、江戸以降東京大空襲までに花の園芸品種が失われてしまったのと似ています。
京都府が1987年に「京の伝統野菜」として認定し、昨今だいぶ有名になってきました。
地産地消の時流にもかなってきました。
えびいもとか堀川ごぼうとか、TVなどでも食材として取り上げられているものも多いです。
細々とでもこういった品種を守り続けてきた農家のみなさんに頭が下がります。
でもまあ変わり種の野菜は時々育てるには面白い。
ありんこのおすすめ2品。
ハンダマ(水前寺菜)。
赤紫の色も愉しいですが、独特の風味とねばりがあって、大好きな野菜です。
ヘチマ。ただし食用。
沖縄ではナーベラーといい、若い実を味噌煮込みのようにして食べるととろっとしてて美味しいですよ。食感はナスに近いかな。ナーベラーンブシー、大好き。
書いているうちにまた自分でも育ててみたくなってきました(笑)。
(五日市教室A)