【問】
新しく世界自然遺産に登録される予定の地域で、ある昆虫の捕獲・駆除が禁止されました。どんな昆虫の仲間でしょうか?
【答】
ムカデ・ゴキブリ
正式名称は、「リュウジンオオムカデ」「ウスオビルリゴキブリ」「ベニエリルリゴキブリ」の3種類です。種の保存法に基づく緊急指定ということで、7月から3年間、捕獲や譲渡、殺傷が禁止され、違反すると5年以下の懲役や500万円以下の罰金だそうです。ムカデやゴキブリのようないわゆる害虫が、種の保存法で緊急指定されることは初の事態だそうです。
ここに画像で載せると嫌がる人もいるでしょうから載せませんが、興味がある人はインターネットで検索してみてください。リュウジンオオムカデは、半水棲のムカデで、身の危険を感じると水中に身を隠したり、体長10センチ前後の川エビを捕食したりするそうです。2種類のルリゴキブリは、皆さんが知っているゴキブリと比べると色鮮やかな綺麗な虫です。
ゴキブリホイホイや殺虫スプレーで駆除され、蛇蝎のごとく嫌われるこれらの虫ですが、あくまでもそれは人間目線で見た時の話。彼らからすれば、人間の都合で気持ち悪いから、と殺されてはかなわないでしょうね。まあ、私もゴキブリやムカデは決して好きではありませんし、自宅で共生しろと言われたらごめんこうむりますが……
(五日市教室T)