【問】
3月にスエズ運河において、日本の会社が所有する大型コンテナ船が座礁した事件がありましたが、このスエズ運河はどこの国にありますか。
【答】
エジプト
運河とは、船舶の移動のために人工的に造られた水路のことで、エジプトのスエズ運河は地中海と紅海をスエズ地峡で結ぶものです。
世界地図で確認してみてほしいのですが、たとえば、日本の横浜からイギリスのロンドンまで船で物を運ぶ場合、スエズ運河を利用せずアフリカ大陸の南を回るとおよそ27000キロメートルとなりますが、スエズ運河を利用するとおよそ20000キロメートルと、かなり短縮されます。
そのため、ヨーロッパや北米とアジアをつなぐ世界の物流の要(かなめ)となっています。
その大事な運河が、コンテナ船の座礁によって1週間も通行できなくなり、およそ400隻の船が足止めとなったことで、例えば原油が運べないことによって原油価格が上昇するなど、世界の経済にも影響を与えてしまいました。
さて、この機会に、スエズ運河とともに有名なパナマ運河がどこにあるかも世界地図で確認しておきましょう。
ヒントは「太平洋と大西洋を結ぶところ」です。
(皆実教室T)