気になるニュース507回「新幹線のあれこれ」

【問】

5年前の2016年3月26日に開業した新幹線の路線の名前は何ですか。

【答】

北海道新幹線

北海道新幹線は、現在新青森駅~新函館北斗駅で営業しています。予定では2031年ごろに札幌まで延長することになっています。
現在、北海道新幹線では、乗車率が30%を切る状態で赤字が続いており、その改善のためにも早い開通が望まれています。
東京と札幌を新幹線でつなぎ、観光客の利用に期待をするということです。
そんな中、今年から「貨客混載(かきゃくこんさい)」への取り組みがはじまりました。

貨客混載とは、人を乗せることを前提とした列車の一部に、荷物をのせて、人と荷物を一緒に運ぶというものです。
実はこの貨客混載、トラックドライバーの不足や地方での人口減少、環境への影響などから、近年増えてきていることです。
しかし、新幹線での貨客混載は、北海道新幹線が初めての試みとなります。
これによって、少しでも赤字解消ができればというねらいがあります。

これまで青森から函館、または函館から青森への荷物は、フェリーを使って運ばれていました。
それが新幹線を使うことにより、半日程度早く運べるようになるということです。
新幹線の話から、貨客混載の話へと移ってしまいましたが、こういった交通の問題は人口減少に伴ってまだまだ多く出てくることでしょう。
そういった問題を、単に路線をなくすだけでなく、色々な方法で解決を試みていけると良いですね。

(西条教室N)