【問】
先日の東日本での大雪では、車が立ち往生するなどのニュースがありました。
こうした災害時に救助車両が通れない場合、立ち往生した車を移動させられることが法律で定められています。
この法律の名前は何でしょうか。
【答】
災害対策基本法
もう今年も残すところあとわずかとなりました。
今年の年末年始は、強力な寒波が日本に流れこみ、悪天候が予想されています。
こうした天候の場合、大雪による交通障害が起こりやすくなります。
2014年の大雪のときには、立ち往生した車がのけられなくて、災害が大規模化したことがありました。
それを受けて、災害対策基本法が改正され、今は立ち往生車両の移動が可能となりました。
実は、この2014年よりも前に、大きな災害があったときにも、首都圏では問題になりました。
その災害とは、東日本大震災です。
場面は異なりますが、公共交通機関が止まり、高速道路も通行止めとなったため、一般道がとても混雑し、緊急車両が通れないといった事態が起こりました。
そこで問題としてあがり、2014年2月の大雪を受けて法改正へとつながりました。
自然災害はなくならないため、どうやって被害を小さくするかがポイントになります。
こうした法律もそうですが、個人個人が気をつけておいて、被害が大きくならないようにしていかなくてはいけませんね。
(西条教室N)