【問】
今年7月の大雨で筑後川、球磨川、最上川などが氾濫(はんらん)しました。これらの一級河川を管理している国の省庁はどこですか。
【答】
国土交通省
国土を守り、経済活動のうえでも重要とされる河川のうち、国が管理している河川を一級河川といいます。
琵琶湖や猪苗代湖など、湖の中にも一級河川に指定されているものがあります。
ダムの活用や砂防、防災など、河川の管理は国土の保全に関わるものが多く、国土交通省が管理することになっています。(他の河川については都道府県知事、各市町村長など各自治体の首長が管理者になっています。)
川も、道路や公園などと同じく国民が自由に使用できる財産とされており、水遊びや川下り、釣り船の運航などには特に許可は要りません。
河川の多くは、米や野菜、魚や木材などを船で運ぶ道路としての役割を果たしてきました。
近年の日本では、鉄道や自動車の発達、ダムの建設などによりおとろえていきましたが、ゆるやかで大きな河の多いヨーロッパなどでは、今でも各国・各都市を結ぶライフラインとして機能しています。
日本でも川下りのような観光以外にも、水上バスが運行している河川もあります。
温暖化のせいもあってか、豪雨災害の起きる回数が増えました。
これからさらに防災の必要性は高まっていくことと思います。
(五日市教室A)