【問】
先日、NASAと文部科学省が月面調査について協力するという内容に署名しました。この計画の名前は何でしょう?
【答】
アルテミス計画
アルテミスとは、ギリシャ神話に登場する月の女神の名前ですね。この計画では、2024年までに月面に初めて女性宇宙飛行士が降り立つことが目標の1つに掲げられています。それと合わせて、新たな男性宇宙飛行士の月面着陸、JAXAとトヨタが開発した月面探査車による調査、月の周回軌道上に宇宙ステーション「ゲートウェイ」の設置などが行われる予定です。
また、この計画では日本人宇宙飛行士も月面に着陸することが前提になる可能性が非常に高いようです。計画が順調に進んでいけば、2024年~2028年のどこかになるのではないか、ということです。アポロ11号が月面着陸してからすでに50年以上が経過しました。技術は相当に進んでいるはずですが、想像がつかないほど難しく危険なミッションになるのでしょうね。
さらに、この計画を足掛かりにして、月の継続的な調査、火星への有人探査などにも着手していくそうです。日本人宇宙飛行士も活躍した国際宇宙ステーション(ISS)が完成して9年ですが、既に老朽化が進んでいるらしく、それに代わる新たな拠点も求められます。地球の資源を大切に使うことは大前提ですが、宇宙の開発も進めていかないといけない状況になっているようです。
(五日市教室T)