【問】
2020年5月18日に、自衛隊で初めてとなる宇宙領域の専門部隊が発足しました。この部隊の名前を答えなさい。
【答】
宇宙作戦隊
「宇宙作戦隊」なんて、アニメや漫画に出てきそうな名前ですが、実際に発足した専門部隊の名前です。一体、どんな仕事をするのか気になりますね。主な仕事としては、日本の人工衛星を守ることです。名前に宇宙と付くからといって、宇宙人と交流する部隊ではありません。
では、どんなものから日本の人工衛星を守るのでしょうか?
まず1つめは、「スペースデブリ」とも呼ばれる宇宙ゴミです。この宇宙ゴミはもともと人工衛星やロケットで、その役目を終えたものが地球のまわりを回っています。これらが日本の人工衛星と衝突したりしないように、監視します。
2つめは、日本以外の人工衛星です。不審な動きをする人工衛星がいないかこちらも注意して見ていかなければいけません。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)や米軍とも協力し、情報を共有します。
防衛省が今年の4月にUFOと遭遇した時の手順を定めたいと発表したことも、記憶に新しい人がいるのではないでしょうか。昨年はアメリカで宇宙軍の編成が話題になるなど、世界的に宇宙に関係する仕事が増えそうですね。
(己斐教室N)