【問】
4月23日現在で、コロナウイルス感染者がまだ一人もでていない都道府県はどこですか。
【答】
岩手県
岩手県は、太平洋側に面した場所にあり、リアス(式)海岸であるため、水産物の生育に適しており、あわびは全国第一位、サケは第二位となるなど、「育てる漁業」の先進県でもあります。
そんな岩手県ですが、新型コロナウイルスの感染者がいないのは「人口密度が低いから」とまことしやかにうわさされるほど、面積が広いわりに人口の少ない都道府県でもあります。
実は都道府県別でみると、面積は2番目に広く、人口密度は2番目に低い順位で、面積については覚えておいたほうが良い知識です。
逆に、安倍総理が4月7日に発令した、最初の「緊急事態宣言」の対象地域となった7都府県(大阪府・神奈川県・埼玉県・千葉県・東京都・兵庫県・福岡県)はどれも人口密度が高く、人口の多い都道府県でした。
このとき、対象地域からはずれていた愛知県ですが、人口密度の高さだけで見てみると、5番目に人口密度が高くなっているのですから、なぜ愛知県は対象にならないの?と思われたのも当然ですね。
人口密度という違うものさしで都道府県をみると、また違う面が見えてきますね。
ちなみに広島県の人口密度330名前後は、日本の人口密度とほぼ同じであることも知っておいてください。
(皆実教室S)