月食について
5年生の皆さんは、7ターム、8タームと連続して「月」を学習します。
そんな中、先週の土曜日(6月26日)に部分月食が見られました。
(とはいっても広島の天候は雨・・・観測できなかったね。)
そもそも月食ってなんだろう。
「月が食べられる」、つまりそれまで太陽の光を受けていた月が、地球の影に入ることによって、暗く欠けていく現象だ。
地球が太陽の光をさえぎる形になるので、太陽と月の間に地球が位置しないといけない。
つまり太陽-地球-月の順に並ぶことになる。
7タームでは、このとき見える月の形を「満月」だと学習したよね。
そう、月食が観測できるときは必ず満月なんだ。
でも、みんなは疑問に思わなかったかい?
太陽-地球-月の順番に並んだときに月食が起こるということは、なぜ満月のたびに月食にならないんだろうって?
実は授業の後でそれを聞きにきた生徒がいた。
「先生、なんでいつも月食にならないの?」って。
僕はその生徒にボールを3つ使って説明してあげた。
月は地球の周りを公転しているんだけど、その軌道は微妙に傾いているんだ。
だから月が地球の影の上側を通過したり、下側を通過したりすることが多いんだってことを。
3つのボールを一直線に並べると、最後のボールは確かに見えなくなる。
でも最後のボールを上にちょっとずらすと見えるよね。
このほうがずっと多いんだって説明したら、その生徒は「なるほど!」って納得してくれた。
さて…。
このように理科っていう教科は、身近なもの、身近に起こる物事を学習していく学問です。
どうしてそうなるの?っていう疑問を常に持ち続けて学習して欲しいと思います。
そうすることでしっかりとした知識が身に付いていくはずだよ。
ちなみに今年の12月21日には皆既月食が観測できるんだって。
晴れたらいいね!
(横川駅前教室S)