【問】
冬の星座のオリオン座。
その左上にある赤色の一等星が、昨年10月から暗くなっていることがわかりました。
この一等星を何といいますか。
【答】
ベテルギウス
ベテルギウスといえば、冬の大三角をつくる一等星の一つです。
このベテルギウスが、昨年10月から暗くなっており、最も明るかったときに比べて2.5分の1に暗くなっているそうです。
ベテルギウスは一等星の中でも明るい方で、全天で9番目の明るさの星でしたが、それが現在では23番目前後になっているようです。
ベテルギウスに関するニュースと言えば、今から10年ほど前に、15年間で15%小さくなっているというものがありました。
今回のニュースはそれと関連しています。
それは、爆発の前兆ではないかと思われていることです。
実際すぐに爆発するとは言えませんが、100万年以内には爆発する確率が非常に高いようです。
100万年というと、すごく長く感じるかもしれませんが、地球が誕生して46億年経っていることを基準にすると、それほど長くないとも言えます。
なお、爆発するとどうなるか気になるところですが、夜でもベテルギウスからの光で地上に影ができ、少なくとも2、3カ月は日中でも見られるだろうと言われています。
実際に見ることができたら、想像を絶する光景なのでしょうね。
(西条教室N)