タマネギをプランタに密植してみたらどうなるのじゃ。
途中経過がこれです。
畑を有効に回すために、うちでは早生を選んで植えていますが、プランタなら中生、晩生もいけるかな、という実験中。
このタマネギ、昔は「葱頭」と呼ばれていたらしい(笑)。
「あたま」との「たま」も語源は「玉」なんかな?
タマネギは、光合成によって合成された炭水化物を澱粉ではなく糖のかたちで貯蔵するので、結構甘みがあります。色々な料理に活躍するので、重宝する野菜ですね。
なぜ結球するのか調べてみたら、夏の乾燥を防ぐためらしい。
もともとが地中海沿岸の乾燥した気候の土地が原産地で、水分の蒸発を防ぐために結球し、外側を保護葉(枯れたように見える外側の葉)で包んでいったと考えられているらしい。
で、さらに休眠してしまう。
休眠してしまうから、常温で長期間保存がきくのだ。
…なるほど。
その性質を利用した人間もえらい。
昔の人は現代の人に比べてよっぽど自然を緻密に観察しているし、また感覚をフルに活動させていないと生きていけなかったのでしょうね。
古代の人の天体の運行、暦、植物、動物、天気などに対する驚くべき細やかな観察、正確な把握力は必要だったからこそ。
そういう目や耳が自分に備わっていないのがちょっと悲しい気がします。
で、身につけたくてなかなかつけられないのが色の名前なんですよね…。
猩猩緋、縹、瑠璃、鬱金、鈍色、鳶色…
名前だけでも情緒があるねえ。でも自信を持って見分けられない(苦笑)。
(五日市教室A)