【靴下化学兵器発動 ~アゲハチョウ幼虫~】鱗翅目アゲハチョウ科
アゲハチョウの仲間ではナミアゲハをよく見かけます。ぱっと見ただけではキアゲハと区別がむずかしいですが、キアゲハはもっと濃い黄色をしています。成虫は似た雰囲気ですが、幼虫はかなり見た目が違います。各アゲハチョウの幼虫が見分けられるようになるとなかなかの通ですが、彼らの共通点として、つつくと頭と胸のさかいめから、臭角という角をつきだすことがあります。ふだんは靴下を裏返したようなかたちでしまわれていますが、刺激を受けると、これを体外へ押し出し、においで敵を撃退します。においは生き物にとって、さまざまな目的で使われる手段になっています。