暑い日が続いています。
先日、久しぶりにおおの自然観察の森に行きました。水があり、木に囲まれているところはやはり涼しいですね。
歩いていると、路肩にわりと大きいテングタケっぽい形のキノコがいくつか生えているのに気づきました。
シロウロコツルタケかな。
猛毒と報告されています。嘔吐、下痢、黒色尿、呼吸困難、心臓や肝臓・腎臓の障害、顔面麻痺など。
おーこわ。
菌類の毒についてはよく知りませんが、動物に食べられることの多い植物は何かのかたちで身を守る毒を持っているものがかなりあります。動いて逃げられませんからね。
ジャガイモの芽や青梅が有名ですが、いわゆる「アク」も防御物質のひとつです。
人間はふつう食べませんが、アジサイやスイセン、よく公園に植えられているキョウチクトウなども有毒です。
「食事は緩慢な自殺である」という言葉を聞いたことがありますが、何を食べても必ず有毒な成分を微量ずつとりこんでいくといったことを言ったものだったと記憶しています。
動物とちがっていろんなものを食べるようになった人間の宿命みたいなものかもしれませんね。
(五日市教室A)